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ホーム間違いのない採用活動術電話での受け答え

さあ、採用活動をはじめよう!電話での受け答え

会社案内の請求を電話で行ってくる人の場合もそうですが、こちらから電話連絡をするときの受け答えも、ときに採用の判断基準になります。

会社案内の請求を電話でするような人の多くは、しっかりしています。
いい加減な気持ちで請求するような人は、電話はリスクが高いと考えます。
ですから、メールやはがきで済ませようとします。
人と話すというのはそれだけ緊張を強いられるものなのです。

これに対し、こちらからの電話連絡ということとなると、相手にとっては不意を突かれる形になります。
このときに、きちんと話すことができるか否かは、その人の本性を見極める指針となります。
僅かな時間なのでわかりにくいかもしれませんが、このときに「おかしいな」と直感的に感じた場合は、その直感を信じましょう。
大抵の場合は合っています。

判断ポイント

以下は、電話をこちらからかけた場合に、どのような点に気を付けると採否の判断基準になるかを例示しています。

名乗れるか

これは、こちらから電話を掛けるというよりは、先方から電話をかけてきたときに見るポイントになります。
自分が何者であるのか相手に伝わるように名乗っているでしょうか。
名前も名乗らずに用件だけ伝えてくるような人では、取引先ともうまくやることは難しいでしょう。

もちろん、緊張して名乗ることを忘れてしまったり、会社で教育すればすぐに治ったりする人もいます。
ですから、一概に名乗ることができなければアウト、ということにはならないかもしれません。
しかし、一般的に電話を掛けたら自分から名乗るは当たり前のことです。
携帯電話の住所録に登録されているからわかるだろう、というノリで会社にかけてくる人はいないでしょう。

挨拶をできるか

こちらから電話を掛けるときには、まずこちらが名乗り、そして相手が本人であるかを確認することになるでしょう。
このときに、きちんと挨拶できるかということです。
このときにおざなりに話したり尊大な態度をとるようでは、不採用と決めてもそれほど問題にはならないでしょう。
釣り逃がした魚は大きくありません。

敬語で話せるか

社会人として電話で敬語で話せないとしたら、それは顧客や取引先と敬語で話すことができず、相手を怒らせてしまうことを意味しています。
会社の一員になれば、外部からの電話を受けることは新人の仕事です。
その最初に与えられる仕事をこなすことができないと証明しているようなものです。
きちんとした言葉遣いで話すことができず相手を怒らせてしまったら、会社の信用が落ちてしまいます。
ですから、言葉遣いは入社してから覚えるものではなく、学生時代にきちんと身につけていなければならないスキルです。

きちんと話せるか

話す口調が誠実であるか、落ち着いているか、伝えたいことをきちんと伝えることができる人か、こちらの問いかけをきちんと聞いて返事をすることができるか…などなどを見ます。

ただし、落ち着いた話方ができる人というのは、自分に自信を持っており、自分なりのポリシーや信念によってのみ行動することを決めている人である、ということもあります。
そういう人を採用してしまうと、仕事において要求した通りのことをしてくれないこともあるので、落ち着いて話せることがことさら良いというわけではありません。
中途採用ではそれまでの社会人経験において、慣れているために落ち着いて話せるようになることはよくあることですので、これだけをもって判断することは難しいです。

また、話したときに不快に感じるかどうかも重要です。
不快と感じるか否かは、電話を受けた時の人によって異なりますが、話していて不快に感じたのであれば、その感覚を大事にしてください。
人は何か不自然なものを感じた時に不快に感じます。
あなたが不快に感じたということは、その人に何か不自然な部分を感じ取ったということです。
不自然な人というのは、多くの場合、行動が奇妙で問題を抱えています。
つまり不採用と判断してもいいということになるのです。

電話の切り方

電話での話がすべて終わった時に、どのように電話を切るでしょうか。
通常であれば、こちらから電話を掛けたので、向こうから電話を切ってもらうのが正しいのですが、この場合は、就職活動において雇う側と雇われる側という関係にあります。
つまり立場は電話を受けている応募者の方が弱いことになります。
よく、雇用者と従業員は対等であるといいますが、この場合はまだ雇ってもいないので、立場は弱くなります。

もし電話を先方が先に切ってしまったのであれば、それはマイナスポイントです。
顧客や取引先と電話で話していて先に電話を切ってしまう可能性があるということです。
当然それは失礼な行為になります。
もちろん入社してから注意して改善していけばいいのですが、そもそもそういう場面で気を配れる人であるか否かを見極める指針にはなります。

電話での応対によって採否を決めるのは、あまりに酷い時を除けば、個人的にはお奨めしませんが、それでもどういう人物であるかは、名前と共に記録しておくといいでしょう。
その人が履歴書を送ってきたときに、電話ではどう感じたのか印象を添えておくと、判断材料になります。

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