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ホーム間違いのない採用活動術従順でおとなしい人は使いやすいか?

採用活動のウソ・ホント従順でおとなしい人は使いやすいか?

面接のときに、とてもおとなしくて従順そうな人に会うことがあります。
このような人は、採用後も扱いやすく、仕事を円滑に進めるような環境をつくる一助となるのでしょうか。

おとなしい人というのは、おしなべて従順である傾向にあります。
仕事や職場に慣れるまでは自己主張はあまりせず、慣れてからも強い自己顕示欲は示しません。
要所要所で主張はしているのですが、声が小さいため、相手に届いていないとわかっても、それ以上は主張しません。
そういう意味では、指示を出して、反論してきても無視して、有無を言わさず仕事をさせることができるので、扱いやすい部類に入ります。

おとなしいということは…

しかし、おとなしく自己主張が少ないということは、自ら考えて工夫したり創造したりすることも少ないことを意味します。
つまり指示待ち族になる可能性が高いのです。
また、大きな責任を持つ気はなく、管理職やリーダーという仕事には向いていません。
つまり、歯車として使い続ける分にはいいのですが、やがてその部をしょって立つ人材として育てるには難しいということです。

もちろん、おとなしくても思慮深く仕事をする人もいますし、指示待ちだからと言っても教え方次第ではそれなりに成長することもあります。

しかし、元々自己主張が弱く、人を怒ったりすることもない平和主義者であるため、誰かを注意したり間違いを指摘して正したり、自分の考えに従わせて仕事をさせるというようなことは不得意です。
多くの人は嫌われる危険性があることを好まないため、注意したり叱ったりするような嫌われ役になることを嫌がりますが、中でもおとなしい人は、その傾向が顕著です。

更に問題は、おとなしい割に、陰で反抗心を持っている場合です。
こういう人は、裏話などを聞きたがり、秘密を知りたがりますが、自分の考えや秘密を話して共有しようとはしません。
また、その人が喜びそうな方向の話に共感を示すので、「この人は自分の味方だ」と思わせます。
ところが、その実、別のところで批判していたりして、どこに本心があるのかわかりません。

おとなしい人を採用してしまう人とは

このような従順なおとなしい人を採用したがる人は、その人にも問題があります。
まず、企画力や推進力がある人というのは、その反面自己主張も強く、扱い辛いイメージがあります。
そういう人でも使いこなせるだけの度量があればいいのですが、自分には扱うのは難しそうだと考えてしまったときに、自分の言うことを聞いてくれそうだという理由でおとなしい人を選んでしまうのです。

おとなしい人を採用したがる人は、その人本人も、強く人をしかることができなかったり、コントロールできない人であることが多いのです。
また、自分に経験が少ない場合には、自分より経験値が高い人を採用して見下されるのを恐れて、経験が自分よりも低い人を採用したがります。

 バイトのようにただ自分の手足となっていうことだけを従順にこなしてもらいたいという場合には、戦略的にそういう人を採用することもあります。
ですが、将来的に伸び代のない人材である、ということは頭に入れておきましょう。

よく話す人は採用に足る人か

では、反対によく話す人は使える人かというと、そうとは限りません。
よく話をする人というのは、自己主張ばかりしていて人の話を聞けないことが多く、そのため自分の考えだけで仕事を進めてしまう傾向にあります。
その傾向を利用して、自分なりに考えさせて仕事を進めさせることはできますが、それが正しい方向性であるかは常に確認しなければなりません。
また間違った方向に行っているときに、それを指摘して修正させようとしても、中々理解できないことがあります。

また、よく話す人は、口論になると論理的でなくなることがあります。
同じ主張を口早に繰り返し、相手がどんなに正しいことを言ったとしても、聞く耳をもたず、相手をあきれさせてしまいます。
こういう人は、従順な人よりも扱い辛いかもしれません。

余談ですが、こういう人が上司にいる場合には、間違った指示をしてもそれを修正しなかったり、場合によっては自分はそんな指示をしていないと白を切り、あなたに責任を負わせてしまうこともあるので要注意です。

無口でもおしゃべりでも、それぞれに特徴があります。
もちろん一概にダメというわけではありませんが、何を考えているのかわからないので、採用は慎重にしなければなりません。
面接を繰り返してその人となりを少しでも表面化させて、性格を理解した上で採用を検討しましょう。

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